【教育論】「考える力」を育てる
【はじめに】
yahooニュースで、
“「考える力がない子」を変える3つの問いかけ”
という記事を読みました。
なるほど!!
と思ったので、私の見解と一緒にブログに記録してみます。
中1と小5の息子さんを持つお母さんからの相談に、教育コンサルタントの方が回答するという記事です。
お母さんからの質問は、
『息子の塾面談で応用力がないから、家庭でも考える習慣をつけてくださいと言われました。
「よく考えるように」と言ってはみるものの…。
考える力を身につけるにはどうすればいいですか。』
というもの。
コンサルタントの方の回答↓↓がなるほどでした。
【「考え方」を教えてくれる人は少ない】
コンサルタントの方は回答で最初に「 “考える” とはどういうことかご存知ですか?」と問われています。
『多くの人が 「考えなさい」という言葉を使うが、「考え方」を教えてくれる人は少ない。
同様に「勉強しなさい」というが、勉強方法は教えてはくれない。
「覚えてきなさい」というが、覚え方は教えてくれない。
「考え方」を知らないことには考えられないのです。』
なるほど!!
私も学生時代、先生方に「よく考えなさい」「応用力をつけなさい」と抽象的に指導されていました。
思い返すと中学生の頃なんかは、抽象的な指導に対して「こっちは一生懸命考えてるよ」「簡単に言うけど応用力ってなに??」と思っていました。
反抗的(笑)
【家庭での「考える力」の育て方】
コンサルタントの方が思う『「考える」とはどういうことか?』についてもお話されていました。
それは、
①「自分の言葉で語れること(What)」
②「疑問に思うこと(Why)」
③「手段や方法を思いつくこと(How)」
のいずれかのことをすること。
なるほど!!
自分の中から創造するというイメージです。
「どういうことなんだろうね?」と聞いて、自分で語らせる。
「なんでだと思う?」「どうしたらいいと思う?」と聞いて、自分で考えさせる。
これが、“「考える力がない子」を変える3つの問いかけ” ということでした。
娘が小学生くらいになったら、我が家でも実践しようと思いました。
だいぶ先だな(汗)
【子どもの家事参加って大事】
私が「自分で考える」ことが出来るようになってきたのは、一人暮らしを始めた大学生になってからです。
たしかに、大学で出会った先生方は、一貫して「考え方」を叩き込んでくれる先生方だったなあと思います。
それとともに、一人暮らしをしたことが大きかったと思います。
身の回りのことをすべて自分でやらなければいけないので、自ずと色々なことを「自分で考える」ようになっていきました。
料理ひとつとっても、レシピを読む、食材を揃える、食事の時間に合わせて調理を始める、同じくらいの時間に出来上がるように同時進行でごはんを炊いて、味噌汁を作り、おかずを作る。
めちゃめちゃ「考え」ますよね。
慣れてくると効率を考えるようにもなってきます。
味噌汁に入れるねぎと麻婆豆腐に入れるねぎは、切り方違うけど、最初に一緒に切っておこう、とか。
私は理系の学生だったので、大学では実験・実習が必須でした。
でも、要領が悪くて実習は終わるのがいつも最後。。
研究室に配属されてからは、論文を書く為の実験の段取りが悪くて、配属先の教授に「おまえ料理できないだろ?」と言われて驚きました。
その通り。
私は大学生になって一人暮らしをするまで料理らしい料理をしたことがありませんでした。
ちなみに料理だけでなく、家事全般。。
実験計画を立て、必要な器具を発注・準備する。
他の人と実験設備を使う日が被らないようにアポイントをとる。
細かい手技をミスなく、出来る限り素早く行う。
実験設備や器具を必要な処理をして片付ける。
これらは料理の計画、段取り、手順と重なります。
だから、教授は「料理が出来ないヤツは実験も出来ない」、とおっしゃたのです。
教授の話を聞いた時に、家庭での家事が「自分で考える力」を育む為の、いい経験になるのだな思いました。
お手伝いではなく、あくまで家事参加です。
やらせるのではなく、自分で必要性を理解して自ら考えて動くということです。
前述のコンサルタントの方が言っていた、3つの問いかけを日常生活の家事を通してしていけば、1日、1週間、あるいは1ヶ月という、大きなスパンでとらえて「考える」ことが出来るようになるかなと思います。
お勉強の中の限られた時間の中でだけ、3つの問いかけをするより、断然「考える力」が身につくと思いませんか?
まあ、理想論であって、自分で考えて動けるところまで子どもに家事をひとつひとつ教えていくのが、忙しい日常の中では、親にとって大変な大仕事ですけどね(汗)
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